本が読んでいる [雑多なこと]
本来は「本が呼んでいる」とか「本に呼ばれた」です。
ちょっと不思議な感じを得たくて、本が読んでいるとしました。
御了解ください。
けれども呼び込みをしてくるのは、文芸誌以外の書籍です。
創作に打ち込むようになって、文芸本が自分を嫌っているようです。
本屋や図書館で文藝棚から引き寄せオーラが漂って来ません。
エッセイや学術資料、ハウツー本ばかりが気になるのでした。
自分が気にして調べようとすると、背中から、または通り掛かりで声がした気分になるのです。
夜の繁華街でキャッチに声掛けされるような気分です。
今のところは本に愛されている気がします。
本に見捨てられたら、別の何かを探して傾倒するでしょう。
それが自分流の歴史みたいですから。