人のフリ見て？

　
人のフリ見て我が身を直せ、と言われたものです。
他人の情けない行状を確認し、自分は愚かな行為をしない。
短く言えば反面教師と言うのでしょう。
　
しかしながら、物事には段階があるモノです。
同じ良く無い事でも、絶対ダメから仕方ないかと思うモノまで様々です。
季節感や時代、相手に場所、自分の立場を考慮すると無限大です。
　
人間は良く無いと知っていても、悪事に手を染めたりします。
どうしても悪事を成さねばならぬ時もあるでしょう。
究極の選択とか、そうした状態だと考えてしまいます。
　
場合によってはフリを見る前に、想像しただけで修正をする方が良いこともあります。
先取りして未来を予測して手を加えるのは、創造力の発揮を期待して行うモノです。
人間の能力を最大限に発揮して、発露する行動指針です。
　
動物は災害の事前察知能力がありますから、人間は別の手段で災いを避けて進むのです。
それこそが想像力や発想力、空想に閃き、直感です。
脳味噌と心、魂を十分発揮し行動する。
　
人のフリ見て、先を正せ。
こう行きたいものです。
出来る範囲内に限りますけれど。