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マインドフルネス [コラム・ぼやき]


メンタルヘルスとか精神医療の先端国はアメリカです。
成果主義の国なので、戦いの最中に心を病む人が後を絶ちません。
それに世界大戦や地域紛争に首を突っ込みます。
覇権主義とか、帝国主義とか呼ばれる国です。
戦場に兵士を送り込み、怖い思いをするのです。
その結果、帰国する兵士が自殺したり、薬物中毒、犯罪を起します。
とても嫌な国なので、精神医療が進むのです。

中国が隣国に侵入して、民族粛清や宗教弾圧をしました。
世の中の国は皆、見て見ぬ振りをしたのです。
その時は冷戦の時代なので、亡命先が米国であることが多かったのです。
自国の兵隊が戦場で沢山死ぬから、補充の意味合いもありました。

その中にチベット仏教系の僧侶も沢山いたのです。
この人達は、アメリカで善なる人として尊敬されました。
とても質素倹約で自我の主張が少ないからです。

西洋精神医学界に、東洋思想が入り込んだ時代があったのです。
世界的な禅のブームは、こうしてアメリカから発信されたのです。
瞑想を行って、精神疾患の治療に劇的な効果がありました。
これを米国流の表現で、マインドフルネスと呼ばれる治療方が出来ました。

言葉だけみると、妄想炸裂な感じがします。
真逆で、考える事を止めるのが禅の効用です。
何も考えない訓練が、マインドフルネスです。
日本なら瞑想で通じますが、宗教色が濃く出るので、言い方を変えたい。
それでマインドフルネスです。
日本人はカタカナ語を有難がるので、OKですね。
 
禅の精神なので、病気でなくても普段活用ができます。
日本でも禅が流行したのは、平安末期から江戸時代です。
戦で人殺しが日常化して、世が乱れた反動でしょう。
殺しまくっていると、殺人が日常生活の一部になってしまう。
かつての日本も、人心が惑い世が乱れていたことでしょう。
心を落ち着かせ、仏性を蘇らせるに効果的だと考えられます。


前置きがもの凄く長くなりました。

今日は年末の片付け日。
面倒で嫌で仕方なかったのです。

でもこのマインドフルネスを使うと、苦しみが少ない。
禅の修行で、黙って仕事をするというものがあります。
黙々と不平不満を言わずに、仕事に集中する。
これもマインドフルネスです。

悟りに至る重要な修行です。
それが禅の目的です。
瞑想はその一つ。

どうしても黙って坐す光景を思い描きますが、それは一部でしかない。
指示された事は、黙って黙々と行う。
今やるべき事に集中するのです。
これも瞑想であり、マインドフルネスです。
 
なので、嫌な仕事をする時は無私になる。
好きな仕事も無私になるべきです。
滅私奉公が無くなったこの時代です。
無私の心は尊いのですが、勘違いすると奴隷になってしまう。
似ていても違う事がわからないと、本末転送になりますよ。

取扱注意です。
 




 

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