考え直しの一日 [本・執筆]
物語の創作は基本的に大ウソが前提です。
何処かに真実があると、プライバシー問題に直面するそうです。
なので、徹頭徹尾嘘で塗り固めていないと駄目ですね。
企業名や土地名、個人名や職業に対して、気を使います。
なのに嘘だと非難されて、事件になる大御所が時折現れます。
嘘の中に真実が紛れ込んだり、偶然事実に近い表現をしてしまうのです。
昔本で読みましたが、SF作家がFBIだかCIAに逮捕されたらしいです。
機密情報漏洩やスパイ行為に該当したらしいのです。
空想で書いた事柄が、実際の研究に酷似していたようです。
嘘のウソは真実とか、嘘も100回言うと真実とか、格言があるらしいです。
さも在らんと思うのですね。
一番注意しなくちゃイケナイのが、中途半端な嘘ですね。
嘘なのか真実なのか曖昧な表現や脚色です。
気持ちが定まらずにイライラします。
気持ちが定まらずに宙ぶらりんを、サスペンスと表現するらしいです。
サスペンスとは宙吊りの事らしいです。
犯罪小説のことでは無いらしい。
スリルとサスペンスなんて文言に吊られてしまったからでしょう。
勘違いしていました。
それでも犯罪小説読んで、イライラはしません。
謎は何であるか、期待値でドキドキするばかり。
嫌な犯罪を読んでいるのに、不快感が無い。
これは嘘ですよと、大前提がされているからでしょう。
だから新聞を読むと、大した事でもないのにイライラします。
書かれていることは、記者の主観ですが真実だと思い込んでしまいます。
あげくに国家間の戦争にまで発展させる力があるのです。
ドキュメントは真実を描くように、主観の嘘で作られたお話しです。
真実っぽい嘘ですからね。
みな騙されて関心する訳です。
そんなことで、創作は嘘と現実との戦いです。
対比のバランス感覚が大切です。
味付けに近いのかもしれません。
もう慣れるしかない。
慣れるには、多くの習作が必要です。
手間暇が掛かります。
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