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骨組みを作成して [本・執筆]


物語の骨組みをプロットと言うのだそうです。
日本語だと、粗筋とか梗概と呼ばれます。
そこから血肉が付いたのを、シノプシスと呼ぶらしいです。
シノプシスも梗概なので、境界は曖昧でしょうか。
文学の勉強ではありませんから、分類は曖昧模糊で充分ですね。

ちなみに小説と言う言葉は、中国の思想から来るそうです。
小話くらいに短い物語という意味だそうです。

書棚一杯になるような大きな話を、大説と呼ぶらしいです。
何時頃からそう呼ばれていたのか、私は知りません。
日本語と西洋の思考を合わせると、大河物語と呼ばれるお話しでしょう。
ここまでが単なる薀蓄です。

一番前の書き込みが、小説の基礎ですね、プロットです。
物語に限らず、構築物や建造物は骨組みがないと、壊れます。
だから骨格が重要なのです。

最近は面の組み合わせで作る家が増えたので、骨格有る建築が主流でもなくなりました。
このような建物を2×4(ツーバイフォー)と呼びます。
小説であるなら、登場人物の多い群像劇の類ですね。

もう一度最初に戻って『骨組み』です、粗筋です。

骨無しでいきなり物語を書き出すと、途中で書けなくなり自壊します。
自分も小説を書き始めて、暫くしてから、壊れて書けなくなりました。
でも骨組みが無くても、書けるプロの作家は多いらしいですね。
『天から物語が降って来る」と言われる現象です。

自慢じゃありませんが、私も結構『天から物語が降って』来ます。
でも滞ることが多々ありますね。
最後まで貰えていたのか、怪しく感じてしまうのです。

デキル玄人の真似はしない方が賢明です。


降りて来たら降りたで、粗筋を書留て保存せねばなりません。
書いている途中で訳が、物語がワカラナクなります。
紙面にビッチリと文字を書いている途中で、結末やエピソードが薄まって消えてしまうのです。
胡散霧消ですね。

鬼の様に早い手捌きで、書き留められるなら未だしも、常人には無理なことです。
天から物語を授かったら、先ずは粗筋を書いて残すのです。
そこから肋骨や細かい骨を、思い出しつつ組み付ける。
見る方向と、何を使って見るかを決めて、物語を描写するのですね。
これをしないと、滅茶滅茶になります。

見えないプラモデルや、バルサ材模型みたいなものです。
部品を無くさないようにしないといけません。
最初の思い付いた粗筋、プロットはパッケージ写真みたいなものです。
そこから組立図を、想像しながら書き示すのです。


粗筋と一緒に、登場人物の名前も書き留めます。
物語の方向性と流れだけだと、どの船や泳ぎ方、乗組員がワカラナイですからね。
誰も載せずに出向したら只の漂流船です。
何処に流れ着くかもワカラナイのです。
乗組員は重要です。
履歴書も手に入れましょう。
新人の人事仕事には、履歴書が大切です。

粗筋、プロットが決まれば、出港と行き先が決定されます。
結末が無くちゃ無限に書いても終わりません。
自分も最初の頃に、やってしまいました。
面倒臭いと書き残さなかった。
完璧に乗り間違えたのです。
そして思ったのです、この物語に終わりが、あるのだろうかと?
航海を後悔するのですね。

私、沢山失敗を重ねて今に至ります。
書きたい衝動で書けるのは、エッセイや日記、散文くらいでしょう。

小説の書き方とか、脚本術を沢山読みました。
同じ事が沢山書いてあります。
私も同じことを、今ここで書いています。
反省しているのです。
何年も馬鹿なことして、作品を幾つも投げ出してしまいましうた。

あ~、勿体ない。





 

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