残雪の処理を見て

駐車場脇に積み上げられた雪の塊り。
これを大ハンマーで叩いて壊す、職員の姿が見られました。
１月１７日と１９日に降って積もった雪です。
これが敷地の隅に追いやられて、日影で今も生息しています。
土砂やタイヤの汚れ、空気中の粉塵が、雪で固まった一品。
見るからに汚気に佇んでおります。


日向に晒せば溶け去るのでしょうが、職員は更なる日影の追い遣っています。
砕いたのですから、陽向に破片を晒せば数時間で解けるかも知れません。
でも日影に追いやるのです。
日影では植樹が迷惑そうに、氷の破片を頭に載せられていました。
作業する方も、撒き散らされる方も、幸せそうに見えません。


半月以上も居座り続けた氷塊です。
処理しない類は、今暫く散見されて居続けることでしょう。
水は器に準じて形を変えますが、氷はその存在を主張し続けます。
同じ物ですが、状態が違えば見た感じも違います。

夏になれば愛おしく感じる氷も、今は邪魔者です。
何事も時と場所を選んで、存在を肯定否定されるのでしょうね。
動物も人も同じでしょうネ。
構成分の「７割」は水だと言われてますから。