古傷 [運動・ヘルス・ダイエット]
半世紀以上生きていれば、体に幾つかの傷跡が残ります。
上手に消える傷跡と、残る傷跡。
けがの程度に拠らない結果に、一喜一憂したものです。
流石にこの歳だと、シミ痕や、変色など、肌の色合いは統一されていません。
これが生きた証なんだと思えば、誇らしく思う。
なんてこともありません。
他人様から見れば、傷跡は傷跡、シミはシミ。
日焼けは日焼け、痣は痣です。
部位毎に解説や経緯が書かれている訳でもありません。
書いてあったら刺青ですね。
戦争品にはイチイチ部品管理番号が打ってあったりします。
補修や修理に際し、管理が便利だからですね。
人間には部位の境界がないので、未記入だし記載も無用です。
取れたら再生しませんから。
人間の細胞は7~9年程度で、全部入れ替わるのだとか。
それなら傷跡が無くなっても良さそうですが、そうならない。
リセットスイッチの機能が、細胞には存在しないのでしょう。
不可逆性の一方通行です。
時間と同じなのでしょう。
傷跡はタイムマシン。
そんな印象を思い描いたのでした。
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