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爺にやられて [TV番組・映画]


見て来ましたよ『かぐや姫』。

私にとって今年最高の映画になりました。
夏に見た『風たちぬ』を越えていました。


どちらも日本向けであり、オッサンオバサン、爺婆向け。
子供や子供の親なんか完璧に見捨てている。
わかる奴にだけ届けばいい作品です。

わかってやろうじゃないかと映画に行ったはいいが返り討ち。
見事に打ち取られて切り刻まれた。
爺にオッサンが打ち負かされたのでした。
もうジブリの爺どもは仙人クラスの物の怪と言える。

どちらの巨匠も戦後に学生運動して国に負けた。
学生運動なんかして左翼だか右翼だかわからないような人物。
まっとうな会社に入れなくて動画に行ったようなくち。
後から続いた人物達も同じような経緯を辿り今に至る。
日本のアニメ界は問題児だらけの吹き溜まりだった。
それが今はジャパニメーションの牽引者ばかり。

自分も、その人らの作品を見て育った。
長靴をはいた猫くらいからだろうか。
映画をテレビで見て育った。
流行のロボット物には目もくれず、名作物で生き延びた。
そして今は昔話で観客を圧倒するのだ。
トテモじゃないが勝てそうにない。
客として映画見ているだけなのに負けた気分。


新しい手法や新鮮な驚きを求めて、頭を捻り苦心している。
苦心する後追い者をあざ笑うかのように手本を見せる。
使い古されたと思った昔話で圧倒されたのだ。
自分の今までの苦労は何だったのかと思う。
これが映像の怖さであるだろう。

プロットで読んだら、ゴミ箱に放り込まれる品物なのだ。
演出と画像表現が、如何に大切なのか見せつけられた。
信じて作らせているプロデューサーも凄い。


暫く何も考えられそうにない。
事実、筆が止まっているのだから。


爺、恐るべし!




 

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