心配事が尽きない

生きていると悩み苦しみは尽きませんね。
解決したかと思えば次から次へと。
浮かんでは消え、消えては浮かぶ。
心安らかとは行きません。


しまいには悩みでも無い事が悩み事かと思えたりする。
心静かにしても思い立った事柄は消えませんね。
紛らわせるのが精一杯です。



物書き事を始終するようになり、チョット心配が増えました。
心配事をする人々を描いているのです。
登場人物、その悩み事が自分に伝染する。
自分の悩みとか他人の悩みを押し付けている。
伝染すると云うか、伝染させている。
卵が先か鶏が先かになる悩み。



悩みが悩みを生んで、苦しみとなる。
そこに自分を移入するとかされるとかになる。
心理描写や情景描写する程に深まって行く。
これじゃ病気になるために書いているみたいです。



昔の文人が悩み苦しんで自死したのが判るというもの。
もう少し上手に取り扱わないと危険ですね。
不幸な人は解放に向かうけれど、一般人は逆。
取扱に注意が必要です。
世間一般人にとって、危険物ですよ文学は。




基本的に日本文学はギリシャ悲劇と同じ不幸の連鎖を好む。
書き手も悩み深い人ほど陰鬱だったりする。
読者も登場人物が悩んで苦しむのをカタルシスとして得る。
不幸のどん底に行きかねません。
本当に注意が必要です。
精神学の勉強から入ってよかった。
危険な一線を知らないで越えていたら大変ですから。




息抜きとかリラックスする段取り組まないと続きません。


これから注意しながら小説創作します。
小説は危ない学問ですね。




　

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