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応援して、応援貰って [雑多なこと]


 
大昔の頃でしたが、ハーフマラソンに出た事があります。
自分のことながら無謀だと感じつつ、誘われて無理をして出場したのです。
 
そのために半年前くらいからトレーニングも実施しました。
その時に感じたのが、未経験の恐ろしさです。
 
練習で走る距離は10kmくらいで、21kmではありません。
ほぼ毎日10kmを走って、距離の感覚を養いました。
 
走る場所は自宅から近所を廻って10kmの距離を設定したのです。
得た知識だと毎日20km走ってはならないとありました。
 
その10kmも最初は手探りです。
勢い込んでヘバッタりしていました。
 
乗り込みが悪くてペースが上がらなかったもあります。
でも半月くらいで自分の最適な速度を乗せて走る感覚を身に付けたのです。
 
これで大丈夫と思ったのが間違いの元。
休日にコースの下見走りを怠ったのです。
 
知見のある道なので、軽く考えていました。
車で走る機会もある幹線道路ですから、分ったつもりで当日になりました。
 
スタート地点でのウォーミングアップもして、身体を温めて血の巡りを良くしました。
ところが想定外だったのが、路上からの応援です。
 
気を好くすることは、身体も喜ばせることになります。
何時の間にやらオーバーペースです。
 
それで半分来た所で全く体が動かなくなりました。
けれども路上からの応援は止みません。
 
応援されてしまい、足運びを緩める事を知らない私。
期待に応えなくちゃと、プロみたいな事を考えたのです。
 
最終盤になって、誰もいない場所で死んだように休息をしたのです。
誰もいない、誰にも見えない場所で半分リタイヤでした。
 
その後はゾンビになってゴールへ。
周りの事は期待するなという教訓を得たのです。
 
それが元で膝を悪くし始めて現在に至るのです。
あの時の判断が、人生を大きく左右したと考えます。
 
人生の分岐点は、些細な場所に転がっている。
そう思う私です。
 




 


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