本当の私は何処に居るか? [コラム・ぼやき]
この手の考えで頭が一杯なのが中高生です。
その中で、考えが特に変なのが中学二年生の頃でしょう。
これを中二病とか厨二病とか言います。
こんな病名は精神疾患にありませんが、巷の流布では有名です。
医師の唱える病名より、俗称が有名なのは古来からの習慣だと思います。
本名よりも仇名やニックネームが流布するのと同じです。
心の構造も同じようです。
本当の自分を自分も他人も知りません。
知っているのは、世間の仮面を被った私です。
『幸せの青い鳥』を探して彷徨うみたいに、自分探しをしてしまう。
本当の自分も、世間の自分も、偽りの自分も皆同じ場所にあります。
探しに行かなくても善いのですね。
本当の自分よりも、知覚した今の私の方を見る方が正しいのです。
能率的で、効率良く、扱い易く、便利なのです。
仕舞い込んだアルバムよりも、使い込んだ証明写真が有効でしょう。
最近のスマホトラブルみたいに、撮影した自分を故障や事故で失うのも良です。
過去や無意識に捉われるよりも、顕在化した自分を認める。
それが自分を認める、好きになるコツでは無いでしょうか?
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