便所メシな少年 [道すがら]
今日初めて、噂に聞く『便所飯』少年に出会いました。
公共施設の男子トイレに来て、飲み物を持って着座側に入って行ったのです。
手に持った食料品が不自然でした。
不信に感じたのです。
少年の目は生気のない、溝みたいでした。
某大学の社会学者と同じ表情していました。
テレビで見る顔に似ていて、親族かと思えたくらいです。
しばし目を奪われて、考えたのです。
あれは何だと。
ああ、あれが『便所飯』の子だと思い当ったのです。
近年男女問わずに『ぼっち』が起こす行動です。
当初は信じられない行動だと思いました。
除菌除菌と大騒ぎする時代です。
オニギリが食べられない人がいたのにも驚いた。
こういった変な行動は、明らかに精神疾患の初期ですからね。
どうして病院に行かないのか不思議でした。
警鐘を鳴らす人もいません。
自分が精神病だと思いたくないのでしょう。
違和感を感じたら、心療内科や精神科に行ったほうがいい。
漢字の病院が恐いなら、クリニックへ行けばいいのです。
中身は同じですから。
セラピーとかカウンセリングなどの、薬を用いない診療方法もあります。
便所飯少年を見て、この先に躁鬱や統合失調が待っているかも知れません。
症状が軽くても、社会性不適応で苦しむのです。
体も心も若い方が治癒が早いものです。
孤独を愛する芸術家気質は性格です。
ボッチが嫌いなのに逃げられないのは病です。
病は医療で治すしかありません。
性格は行動で多少修正するのです。
後は経験が規範となり、身を助けてくれるでしょう。
声掛けしても仕方ないので見送るだけです。
でも不思議な気持ちになりました。
『神は自分を助ける者を助ける』
『他人と過去は変えられない』
私はこれに従うだけ。
便所飯が嫌なら治す。
好きならそのままでいればいい。
選ぶのは当人です。
まあ、大人として見捨ててると言われると、その通りですね。
でも溺れて苦しんでいなければ、お節介です。
当人には迷惑でしょう。
彼の学校では誰も手を差し伸べない。
その事実があるだけです。
まあ、犯罪者なら通報します。
怪しい雰囲気でも犯罪者とは違います。
この境界判断が、気忙しい感じなのです。
考え過ぎ、妄想膨らませ過ぎです。
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