給料日が来る

久しく忘れていた行事。
それが給料日。
給料日の明細が届いた。


この数年、給料を定期的に貰うような事をしていなかった。
お金は何かの機会を得た際に、何らかの形で貰う。
不定期で不確実だった。

なので手持ち資金を眺めては、何時までもお金が残るように注意していた。
生活が不安定とはこのようなモノかと感じていた。
これが太古からの暮らしぶりの様式なのだ。


いつの間にやら、物々交換から兌換券に移行した世の中。
いつの間にやら勤め人が当たり前になった世の中。
いつの間にか給料を貰うのが当然になっていた。
子供の頃には小遣いしかなかった。
これも定期的なもので、親からの給与なのだろう・


明細を見て思った。
給料と給与は違うのだと。
糧が配らるのと、与えられる違い。
結果論では無い、で出しの違い。

分け前である、自分の権利なのか。
与えて遣る、権限下の差配なのか。
自分の立場と、権利に義務。
全てが全く違って来る。

紙切れに描かれた文字で、自分の立場が違ってくる。


法律では、どの様な区分や、使い方が適切なのか知らない。
今日になりふと考えた。
考えることは世の中にあふれている。
考えなくても生きて行ける。
自分ならば考えて生きたい。
感じて活きたい。


多くの疑問や感想がある。
全てに答えも出せない。
でも決めることはできる。
それこそが、自由なのだろう。




　

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