鈍感体質

今回の冬はバイクで押し通して来ました。
寒い朝に、凍った土の上を踏みしめて出かけた。
体質に大きな負担を掛けて、何かが変わったみたいです。

今日は東からの風の吹く変な一日。
高気圧の通過で天気もイイ、青空が広がる。
それで、昼過ぎに大型スクータで乗り出した。
しかも通常の冬服で。
バイク用の防寒着では無いのです。
毎朝の支度より、明らかに薄着。
太陽の暖かさを信じての行動です。

道行く学生はモコモコの服を着ています。
通常見る風景そのもの。
気温に差が無い証拠でしょう。
ちょっと無謀だったかも？
それでもそれ程には寒く感じない。
手袋だってスキー用じゃない。
指先が徐々に悴む感じがあるのです。

そんな気分のまま一時間の走行。
寒さで震える程では無い。
体が寒さに慣れているみたい。
体質に変化があるのか？


若い頃にもこんなことして、翌日に熱が出た。
ただの鈍感になり、無茶をしていただけだった。
今回も危惧したけれど、そのまま押し通したのです。
空の青さを味わいながら、寒さを楽しんだ。


幹線道路でも、対向車に大型バイクがチラリ。
ライダーは完全防備で走っている。
自分は場違いなことしているみたいです。
モコモコしていないのは、ＢＭＷのライダーくらい。
新型系は、ヒーターとか付いていますからね。
自分のバイクは２００１年モデルの国産。
夏も冬も同じ環境です。


何だか走っていて気持ちが透き通って行く。
冬の空気と一体化するみたい。
現代風の滝ごりでしょう。
修行なのかも知れない。
あるいは瞑想か？


夏場は邪念で一杯になる頭の中。
冬は思考が一本になる。
これはいいと想いました。
朝だと、色々と考えながら交通安全を図っている。
気分が全く違う。

花粉症の軽い時は、真冬に乗るべきかも知れない。
若い頃はわからなかった感覚です。
乗らなきゃ勿体ないです。
それがワカッタ日になりました。




　

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