台風雲か？

今年の秋は台風を含めて雨三昧なようだ。
プチ晴れがあっただけで、この三週間くらい雨や曇天が続いている。
すっきりと晴れていない。
その事実。


中秋の名月も当日は曇り。
その前後に晴れて素晴らしい月を見せてくれた。
それが救いなのかなと感じた。
毎晩のように月は何処だろうと探したりした。
数日のことなのに毎晩と感じる充実感。
これが名月なのかと思う。



星に願いとか西洋では星が夜の主役。
日本は陰暦の歴史があるから月が主役。
物語は月が重要な役割を担って来た。
お化けも月夜の晩が元気の源。


神道は天照大神命の子孫だから太陽神の系譜。
庶民は地べたに住む日陰の住人。
だから優しい光の満月がお好みなのだろう。
潮の満ち引きは月の状態で決まるし、獲物は月に関わる。
関わりの深い相手をよく見ている。
だから月は重要なのだろう。



曇天で見えない月の姿を想い描きながら、心の月を愛でる。
そんな秋になったみたい。



　

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