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ラストメッセージ [コラム・ぼやき]


「風たちぬ」を見て来た。
平日だったけれど満席に近い集客に驚く。
皆さん期待して来ていたのだろう。


映画の中に監督のメッセージや小説や詩、哲学の引用が多い。
監督の知識が豊富なのは雑誌等で知っていたが凄いなと感心するばかり。
引用句の中身を思い出すと、その作品が余韻となって広がる。
耐えきれなくなり、後半は泣き通しになってしまった。



自分と同じような感じ方をする人も多く、同じところで嗚咽が聞こえる。
最後まで見て何も分らなかった人も多いみたいだ。
泣きながら出る人と、そうでない人が両極端だったのだから。



物語の進行時間割も絶妙だった。
伏線張りも回収も完璧。
張り逃げの多いジブリとしては異例な仕上がり。
完成を、追い込まれて仕上げたとは思えない。
結論を決めぬまま制作に入ったと思えない。
物凄い物を見た感動しか残っていない。
気持ちの整理をできるのは今しばらく日数が掛かると思う。
あと数回見て、心が落ち着いたら分析したいと思うのだ。




この作品は一般の人よりも、クリエーターに向けたメッセージなのだろう。
ジロウの役も庵野監督でなければ無理なのだろうと、映画館を出てから理解できた。
役者や声優では無理なのだ。
宮崎監督に飲み込まれて演技ができなくなるからだ。
ドライな見方しかできない、庵野監督をもってこそだと思う。
素晴らしいキャスティングだったと思う。
専門家にはワカラナイ事柄だったのかと考える。
灯台下暗しだからだ。



色々と分析して、一つでもいいから自分の力にしたいと思う。
だからラストメッセージとタイトルにしたのです。




 


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