思い出の近い

意味深で意味不明なタイトルをつけました。
気持ちに沿った造語です。


約三十年ぶりくらいに記憶の多い場所を訪ねてみたのです。
過日の風景や風の匂いが蘇って来そうで蘇りませんでした。
そもそも記憶を改ざんするのが人間です。



自分という犯人を追い詰めないとならない。
若い自分をいぶり出すのです。
手下が邪魔立てし、時間が庇い立てする。
有能な探偵であり考古学者であらねばならない。
一人で証言者、目撃者もする。
独り舞台なのです。



半世紀生きた道標を探し出す。
嘘、偽り、改ざん、デタラメを正すのです。
直視しなかった記憶を呼び覚ます。
魔神、怪人、魑魅魍魎。
バンドラの箱をひっくり返すのです。



これもソレも、創作活動の為。
自分と向き合わなくてはならない。
クリエーターは自家中毒に成る訳です。
してはならない事している。



さて仕掛けたトリックは解けるのか。
それは自分次第なのです。


　

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