腐れ縁解消

長年連れ添ったコブ（脂肪種）と今日でお別れしました。
ほんの小さなコブは、8年もの歳月を経て大きく育ち、
邪魔で痛い存在となりました。
切り取る決心をしたのが今年の８月お盆明け。
先の舞台が終了したのを見計らい計画したのです。

昔、総合病院で診断して貰い、直ぐに治療する段取りしながら、
メスが怖くて逃げ回っていた、腐れ縁のコブ君。
ようやく男気（勇気）を発揮し切り取って貰おうと思った今は、
病院が電子カルテへ移行して廃棄された過去診断書類。

その病院では散々待たされ再診、
手に負えないと処置を見放され、
上手な先生の居る病院を紹介され再再診、精密検査。
手術待ちリストに予約し本日決行・手術となりました。

重病患者さながらに何度通院したことか。
零細工場勤めなら首を切られていた事でしょう。
切るのはコブで首ではないのです。

念願かなって処置して貰いましたが、
次の舞台稽古直前になりました。
抜糸は稽古が始まる前日です。
決心は夏で猛暑をクグリ今は秋。
スケジュール的には薄氷を踏むから季節の先取り。

暫く痛くて寝難い日が続く事になりそうです。
歳を重ねる毎に、
腐れ縁と袂を分かつに時間と費用が嵩みます。

命に別状が無いなら切らない方が良い判断するのが堅実派。
恒常的に鈍痛をうったえるなら、小さいうちに切るのが外科派。
皮膚科の先生は堅実派です。
だからメス捌きの上手な人が少ないのでしょう。
手術して結果が良かったか悪かったか、
これからの生活具合次第ですね。