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恐怖はユックリやって来る [本・執筆]



本を大量に読んだ経験のある人なら合意できると思います。
分量の割に早く読める。
少ないのに何故か時間が必要だったりします。
スイスイ読めるとか停滞する感覚です。

大まかに考察すると話し言葉だと早く読めます。
書き言葉だと遅くなるのです。
特に旧式の文章だと遅くて仕方ありません。

理解度はどうなのか?
読むのに遅くて、理解もできない。
読み進めるのに遅くても、良く判る。
早く読めても、何が書いてあるか思い出せない。
早く読めて、なおかつ理解も出来る。
四つの組み合わせがあるようです。

普通に読めて普通に理解できる作品は稀です。
漫画本や絵本くらいしかないでしょう。
最近は漫画でも遅い早いがあります。
そして何が言いたいのかわかったり意味不明だったりします。

中身の理解度と読む速さの組み合わせに重きを置きました。
最初に書いた話し言葉と書き言葉の違いもあります。
それに談話やインタビューに討論や弁論等の、話し言葉をまとめたもの。
往復書簡形式やレポートに論文や解説などの、書き文字としての書類。
区別し始めると際限がありません。

ここから本題です。
最近知ったのは恐怖は遅いってことです。

ホラー漫画は描線が遅く書くのだそうです。
怪談噺はユックリと語るのです。
恐怖体験は読むことに時間が掛かる。
ゾンビもお化けもユックリと進みます。
目的も目標も明確で迷いがありません。

暴力は素早く訪れます。
戦争や紛争に権力行使は突然来ます。
そして広範囲に拡散したり行動が不確定ですね。
これらは皆人知の範疇です。

得体のしれない恐怖は人知を超えた何かです。
宇宙からの飛来者もユックリと飛んで来ますからね。
神や天使もユッタリと降りて来ます。
急いだりしません。

ですから自作のホラーも書いている実感の割に文字数が進みませんでした。
喜劇やドタバタ作品は、驚くほど結論に肉薄して進行可能です。
同じ作者なのに執筆分量と作業時間が一致しないのです。

これらは自発的ではありませんでした。
結果論的に得た事実です。
色々と挑戦してみると分析できます。
何でもやってみる。
これが経験にとって重要なんですね。
 



 


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