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ピアノ連弾のあれこれ [芸術鑑賞]

最近はピアノ連弾が流行しているみたいです。
素人さんの耳目を集めるのも有効ですし、上手なら尚良いからでしょう。
無料コンサートに出かける場面の多い貧乏中年なので、一層機会が多いようです。




昨年、今年と色々な方々の演奏を聴いて思ったのが、楽器との相性と演奏者の相性。
ピアノの価格が安い程に、連弾の技が冴える事実。
この3点が、素人音楽鑑賞家に理解出来た事なのです。
クッキリと差が判る。



ここ数年で理解出来たのが、ピアノも弦楽器であること。
指で鍵盤を操作して、テコの原理で増幅された角速度でハンマーを動かし、鋼鉄の弦を叩く。
弦は共振対策で、複数本の張力の違う品が用いられている。
ピアノの湾曲した形は音程に合わせた曲線で、鋼鉄系の骨組みであること。
床面は共振用の木盤である事です。



これらの材料と、微妙な構成と設計思想が音の違いを作り出しているのですね。
手間と材質、製造工程で価格が決まるのです。
そして一人で演奏することが、音の決め事であること。



二人で演奏する思想が無いので、設計や構造に反映されていない事実。
鍵盤の叩く速度とハンマーの硬度が、音の大きさと反響を決定している事。
指や手首の強さと、音の強弱は密接に関係していないようです。


全てはハンマーの速度に関係する加速度と、弦の弾性係数が重要なのです。
そして消音効果と反響効果の相反する特性の妥協点。






複雑怪奇な因果が音を作り出しています。
楽器演奏は奏者の性格が表に出ますから、連弾は二重構造か二乗効果が起きて来る。
協力しながら加減調整と演出を考えてくれないと、聞いていて不快になる場合が起きるのです。
何度か嫌な音だと思った演奏者達に出会ったのも事実。
一人なら良い音でも、二人だと不快。
そんな効果が不自然に発生するのです。
演奏者と視聴者の、不幸な時間帯が生まれる場合があるのです。




練習用のピアノと会場のピアノの違いを埋めるのも難しい事です。
時間と労力に関係して来ますからね。





こんな時に、優秀な音楽プロデューサーや監督が存在すれば、指導も行き届くのでしょうがね。
アマ演奏の難しさです。
会場だって音楽に適する場所と、限りませんからね。
音楽は音源と聴取場所で違う音に聞こえるから、判断が難しいですから。





無料での演奏に耳を傾けつつ、素人では意見するようなモノでも無いし。
釈迦に説法の愚行をする訳ですからね。
玄人に方には申し訳ありませんが、このブログでの素人愚痴と読み流して下さい。




 


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