寒桜 [勝手な思い込み]
寒く険しい斜面の坂を上り訪れた施設。
群馬県と埼玉県の境を流れる神流川。
その川のダムである下久保の、
南斜面頂上にあるキャンプ場が訪ね先でした。
日陰は路面が黒ずみ霜で凍っている様子。
恐る恐る進む先には小さな集落が点在してます。
絵に書いたような山村です。
上りながらの立木の間から見える風景では、
冬の木立と言えども全容などわかりません。
頂上での施設で仕事を済ませて両方の谷間を覗くと、
素晴らしい谷間の山村が望めます。
途中途中に淡い桃色した花を付けた木が目に留まります。
寒桜でしょうか。
見頃は過ぎている筈ですが、
充分に可憐です。
携帯で写真撮ろうと車外に出ると暖かい。
谷間に風が抜けなければ春の日溜まりのよう。
偶然知った山の温かみです。
奇跡の一瞬かも知れません。