書評「SF魂」小松左京 著 [勝手な思い込み]
小松左京さんはSF作家です。
「SF作家」なんて死語のような扱いを受ける現在では、
特定のジャンルを創造する作家を指す言葉として
使われ無くなったような気がしてます。
最近の流行作家は何でも書きますからね。
「SF魂」
小松左京 著
新潮社・新潮新書
680円+税
「日本沈没」「復活の日」「さよならジュピター」は映画になった作品です。
若いときは夢中になって読んだ作品類。
エンターテイメント作品の中でも、
壮大な構想と大胆な設定が、発展途上の日本で受けたものです。
氏が戦中戦後から自分の人生を振り返りながら、
作品とどの様に取り組んだのか、
回想録やポリシーが書き綴ってあります。
若い人には理解し難い昭和の生き証人話しですが、
中年層には理解し易いのだと思います。
沢山の作品も、続編の構想で中断したままもあり、
完結品を読みたい衝動に駆られます。
是非とも元気に続きを作って貰いたい、
そう思って止みません。
SF好きな方は是非読んで、中間総括して下さい。
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