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灰色系の世界が好み? [本・執筆]


  
心の色を語る話題ではありません。
用紙のお話しです。
 
白い紙を見つめる事が多かった昔です。
昭和50年代までは、手書きの時代です。
大量印刷は活版で、少量ならガリ版でした。
 
それがワープロの登場で、自宅や事務所で活字印刷が可能になりました。
ちょうどその頃に、再生紙に藁の混入が無くなったのです。
売られている紙が真っ白系になったのです。
 
それまでは新聞紙は濃い灰色。
漫画雑誌は少し灰色や、朱入りや青み掛かる紙が使われていたのです。
白い紙の本は、教科書や百科事典くらいでした。
 
戦後に玄米が白米になって、銀シャリが当たり前になりました。
文化や文明の発達は、白色を生み出すのです。
そして文字は機械が印字する様になる。
業務も同じ傾向となります。
 
すると手元の紙も、横一列で白書になります。
これで眼が疲れるのです。
光を反射してハレーションを起こすのです。
 
拍車を掛けるのが、パソコン画面の紫外性の青です。
最近ブルーライトと呼ぶ、目に有害な光です。
もっと拍車を掛けているのがスマートホンの画面。
 
眼球は絶えず強い光に晒されて、頭痛の原因を作り出します。
 
この数年間は、文章原稿やペン画原稿に取り組んでいます。
目が疲れてどうしようもないのですね。
 
手書にすれば真っ白な紙を、瞳孔開き集中し見つめています。
パソコン入力にすると、画面の光で焼かれてしまう。
 
頭痛に肩凝りや、胸の苦しみに弄ばれてしまうのです。
強い光で脳神経の異常が生じ、自律神経の循環器まで疲れが及んでしまう。
最悪です。
 
それで先週から、紙の種類を変えました。
艶消し塗料の塗られたマット紙にしたのです。
これが目に優しい。
 
再生紙の多い黄暖色だと、スキャン時に淀みが生じます。
繊細な線を精密で綺麗に読み取るなら、マット紙がベスト。
光の反射も少なくて、目に優しいですね。
 
しばらくマット紙を使って描線を行う予定です。
他にも好ましい紙が見つかるかもしれません。
チョット高級価格なのが悩みの種です。
 
美術用のケント紙やコットン紙は、艶があり光の反射が強めですからね。
超高額なので手も出せません。
素人が使うには勿体ないですからね。
 




 
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死ならばもろとも? [本・執筆]


 
タイトルを書いてみて思うのです。
文字が合っているのかと?
文系の知識が乏しいのに、執筆をする私です。
細かく頻繁にボロが露呈するのです。
 
「ものとも」なのか、「もろとも」なのか調べれば良いのです。
でも小説の指南書を読むと、馬鹿でも分る文章で書けとあります。
字画数の多い感じも使うなと書いてあります。
 
漢字をひらがなに変換して展開する文章体系を「ひらく」と言うらしいです。
近年の文学は、文字数を増やして書き著す方に流れています。
 
昔の本は、子供でも読めるように、ひらがなを感じに振っていました。
「かなをふる」ですね。
平成ではルビで統一表現されるようです。
ルビーの大きさにちなんで、ルビだそうです。
 
石ころに興味が無いので、ルビーがどのような物か知りません。
貴重な鉱石を宝玉と呼びますが、石ころです。
こうした無知さも、文章を書く時に知性が高まりません。
情緒的な表現もし難いのです。
 
コバルトカラーとか、エメラルドグリーンとか識別認識できていません。
血の様に赤い夕陽とか書いたりしたことが無いです。
血は固まると鉄分の影響で黒褐色になります。
子供の頃の生傷に生成された、瘡蓋で実感している色です。
 
出血時の色は、夕日にも朝日にも似ていません。
美術の先生に言わせると、馬鹿かと言われますね。
血のような赤は、絵具に有りませんし作れません。
朝焼けや夕焼けの色は、紫に近いマゼンタですから。
 
そもそも光はRGBで、物質の色はCMYKで現します。
似てい非なる物です。
だから血の様に赤い夕日は、心の中にしか存在しえない。
昔に、毎日朝晩空をよく見て、目を鍛えろと言われました。
リンゴは赤じゃない、空は青じゃない、雲は白じゃない、草木は緑じゃない等です。
本質を見抜いて認識するのは、大変な訓練が必要です。
 
文学の比喩的表現は、物理的にも科学的にも正しくない。
頭でっかちの表現です。
 
小説指南書にも、現代小説に比喩は合わないと書かれています。
文体が臭くなるから、使うなと書き著しているくらいです。
比喩や暗喩を使わないで、如何に上手な表現を見つけるのか。
それが作家の力みたい。
とても高いハードルです。
 
ハードルも比喩的な表現ですね~。
困ったものです。
 





 
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叫び! [本・執筆]



ムンクの叫びは有名ですね。
あの漫画絵は日本人に馴染みの絵柄です。
欧州の人々も、世界大戦後に魅かれたみたい。
 
あの絵柄を見て思うのは、作者が精神疾患だと思えることです。
ファン・ゴッホもそうでしたね。
あの色彩の特徴は、思い悩んでいる人の心をよく表しています。

障碍者支援の展覧会とか尋ねると、沢山見られます。
誰かに教わった訳でもないのに、似たような絵を見る訳です。
色彩が黒に近いのは鬱系ですね。
原色で目がチカチカするのが、分裂系でしょうか。
メンタルヘルスの勉強をするようになって、何となく見分けが付いた?
そんな気がしています。

絵だと時空を超えて残ります。
残そうとすればの前提ですけれど。
 
ところが言葉は残りません。
文字化すると残るのですが、録音でもしないと残らない。
多くの場合、独り言で言う場合は聞き流して欲しい時でしょう。
聞いて欲しければ、他の行動を取ります。
 
子供だと親の目の前で悪さを始めますね。
関心を持って欲しいから、悪さをするのです。
これが思春期だと、反抗したり犯罪に走ります。
街で走るのは、犯罪者や暴走族です。

暴走族や旧車会の連中は、人の多くいる所に出ます。
誰か不特定多数の人に注目して欲しいのです。
つまり脳味噌が幼稚で、園児並の知能だからです。
悪い事をするのに人目に付く場所を選ぶ。
本物の犯罪者は人目を避けます。

だから暴走族上がりは、犯罪組織で使い捨てになるのです。
所謂鉄砲玉です。

こうした叫びに類した行動は、多くの疑問を世の中に投げます。
どうしてあんなことをするのか?
当人も分っていないのです。
それが犯罪心理学です。

こうした学問を身に付けて、エンタメを作ろうとするのが作家。
どうしてそんな勉強をするのかと、消費者側は考えます。
説明するよりも、実作品を購入して欲しい。
いちいち面倒だからです。

作品に賞を貰うよりも、出来立ての作品を購入して貰いたい。
過程では無く、作品を優先して見て欲しい。
作家ではなくて、苦労して書いた本、描いた絵、刻んだ彫刻です。
それが作家の叫びなのです。
 




 

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昼寝して体験する [本・執筆]



何となく疲れてしまう休日の午後。
雨が降りそうな午前中でしたね。。
その後で、晴れ間の差した午後です。

午前中は洗濯物が乾かないと、コインランドーリーへ。
そのままスーパーに行って買い物を済ませてしまいます。
丁度良い時刻で、洗濯物の回収です。
午前中は日常の始末で一日が暮れます。
 
一息入れて、昼に食事。
その後に気抜けしていたら睡魔が来ました。
差し込んだ窓からの日差しに温められて、横になったのです。
そのまま2時間くらい寝てしまいました。

でも布団で寝る訳でなく、夢現のまま微睡むだけ。
現実の様な夢の世界で、面白おかしくも酷い目に遭う私。
創作活動の弊害で、脳内が物語の嵐なのです。
つまりは全てがアイデアやネタのシーンなのです。
作品構想に相応しくないシーンばかりで、まるで使えません。

もしかすると生前の過去や、転生先の未来かも知れません。
あの世の人生脚本を構想しつつ、現世の創作活動もしている。
馬車馬のように魂が働いているのでしょうか。
ならば疲れる訳です。
無意味に働きまわり、命が過労で疲れているのです。

これは『自分ブラック企業』です。
とんでもない制作プロダクション。
自作自演で、制作関連まで自己活動です。
あらゆる配役の手配まで、一人でしているのですから。
ほとんど、神の如く働きまわるのです。
 
現世で疲れて寝て、彼方の世界で働いて戻って来る。
シーンを得るための出稼ぎ労働です。
作家はいったい何処で休むのやら?
 
試して報告しないとイケマセン。
 





 


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したり顔で厚顔無恥して [本・執筆]



これが自分流の最たるものです。
訳知り顔とでも申しましょうか。
厚顔無恥な人物ほど、イケシャアシャアとのたまるのです。
 
でも作家性とはこのようなものですね。
間違い探しをするのは読者です。
出版社経由の由緒正しい本だと、校閲制度があります。
出版前に根拠の洗い出しをしてくれます。

最近は予算が無くて、編集者が見て確認するだけだと聞いています。
これも出版不況の影響でしょうか?
それにITの進歩で、根拠の確認が行い易いからか?

マニアックな話題や題材なら、混乱をするでしょうが読者も少ない。
一般的な専門内容なら、電子辞書や百科事典サイトで確認できます。
校閲しやすい環境が整っていると言えますね。

私も出来る限り書籍で調査します。
次にネットで、信頼の高そうなサイトで調べます。
それ以外は野と成れ山と成れです。
歴史ドラマでも書かない限り、何かと突かれることが少ないもの。

奇想天外なものがたりなら、歴史的事実は後回しです。
かしこまった作品を書いたりしないように、題材を選定します。
逆転的に突っ込み処満載の方が、楽しく読めるモノです。
騙された感覚よりも、楽しませて貰えた方が増すからです。
 
先日も2時間サスペンスを見ていて感じました。
原作付きなのに、トリックが変でした。
気にならない人には気にならないから、構わないと判断したのでしょう。
ソレはソレ、コレはコレです。
 
でも自分的には悶々として夜を過ごしていたのです。
翌日にはスッカリ忘れていたのに、今日思い出したわけです。
ブログの題材に困って、書き出したら思い出してしまった。
余計な物を掘り起こして事件が始まるのは、サスペンスの王道です。
現実の人生で、それは変だよこの作品となりました。
 
テレビ局や、出版社、作者の元に抗議文が届いたかは不明です。
ネットの記事でにぎわう事も無いみたい。
皆でスルーしたのですね。

自分は今頃になって、ネチネチ書き貫いています。
でも2時間の殆どを楽しんだので、OKですね。
最後の方で悶々としたのは、無料番組への必要経費です。
致し方ないと思う事にします。
 
どんな作品でも、一流のプロでも完璧は有り得ません。
それが創作劇というものです。
現実の世界は小説よりも奇なりなので、何が起きても真実です。
ビックリ仰天も、想定外も忖度も現実です。
これがドキュメントや報道が、強い求心力を持つ理由です。
空想・嘘の創作は、常に現実と闘い、真理を焙りだす力を行使します。

自分も現実から目を背けて、真実の探求に大嘘の放言を繰り返すのです。
良い作品は、良い嘘で塗り固められるのです。
頑張って努力し続ける所存です。
 






 


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焼き直しをすると [本・執筆]



過去の作品に手入れをしています。
写真でいうなら、焼き直しでしょうか。
この焼き直しも、金属系刃物の打ち直しから来ているのでしょう。
硬い鋼鋼が擦り減ると、足し変えて打ち直す。
昔のリユース作業です。
 
次作の小説や脚本、原作物は今見るとガッカリ物だったりします。
それは技法が拙いからであって、着想は悪くない。
表現は何を書くよりも、どう描くかが重要なのです。

そもそも新しい物語なんて、この世にはありません。
人類の英知が1万年くらいあって、文化活動も分っているだけで7千年です。
遠い神話の時代から、同じ話を手を替え品を変えて描いてきたのです。
自分のオリジナルだと思っても、過去作品を探すと必ずあるそうです。
できる事は、登場人物と時代性の変化だけです。
人間はこの1万年変化が無いらしいので、英知も枯渇している。
そう考えて間違いないらしいです。

変化したのは科学技術の蓄積だけです。
新しい技術が、新たな技術を生み出し続けて行く。
技術者も科学者も、過去に縛られ、ベルトの上を流れる品物です。

自分の様な遅い始りの作家も、過去に見聞した作品の蓄積がアイデアです。
勉強で書いた習作を読み返すと、自分の流れが見えて来ます。
何が出来て何が出来ないか、朧気に見えるものです。
身丈に在った作品を、アレンジしながら作るだけ。
料理等と変わりませんね。
材料をどの様に活かして創作するのか?
それだけです。

だから困った時や、時間不足の場合に旧作が役立ちます。
冷蔵庫の余り物料理みたいに、技で創意工夫するだけ。
それが得意技になって育ち、伸び上がるのでしょう。

自分流は、過去の自分の成長譚でもあるようです。
 



 


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自己啓発本を読んでも…… [本・執筆]



この5,6年のお気に入りは自己啓発の本です。
メンタルヘルスの勉強をしてから、実用本として手にしたのです。
以来、多くの有名どころを手にして来ました。
ちょうどビジネス啓発と併せて、人気の潮流でもありました。
結果的に流行に呑まれた格好です。

多くの人々が、世の中に、人生に、世間に迷っているのですね。
平成一桁は新興宗教の時代です。
地下鉄テロ関連で、宗教は下火になりました。

そろから自己啓発の発芽が起こりました。
欧州、米国のセラピーブームに、日本も乗ったのです。
その幾つかは、現代では宗教法人です。
英吾で言うところのスピリチュアルです。
これは蔑視の意味も含んでいます。

宗教の聖霊と、トンデモ、占いの類は同列処理されているからです。
日本では宗教もトンデモ系です。
経典の多くが奇跡を元にして、神格化するからでしょう。

それで哲学や心理学が、理念で持ち上げられます。
事業成功体験やコンサルタントが、金融工学として神格化されています。

でもこの20年の間に、経済工学もガタガタです。
経済に詳しい大学の教授が、金融健全化で成長を唱っても駄目。
国民に痛い思いをさせただけで、効果無いどころか沈下が進む。
挙句にサブプライムやリーマンショックと、金融論がマヤカシでした。

すがる藁が自己啓発ですが、みんな役に立ちません。
成功体験者が居なくは無いのですが、自分には当てはまらない。
数万人に一人いれば、成功例になります。
著者そのものが成功者ですから、一人いるのですね。

それに文学系の人間として、言える事です。
上手く行かない人が沢山いないと困ります。
成功したいから本が売れるのです。

物語も、失敗者が大勢多数いるから共感して貰える。
人生も社会も、仕事も失敗多数が好ましいのです。
読者が成功者で幸せでは、自己啓発本もセミナーにも客が入りません。

新刊の小説が売れない時代に、自己啓発の本はそこそこ売れる。
もしくは本が出ているから、セミナーに人が入る。
本が広告であると出版社や解説者も言います。
著書の効果は、思いの外絶大です。
だから自費出版社系が、大きく成長するのです。
インテリやベンチャーの錦の御旗が、成功譚の自書です。

成功者は世の中で一つまみだけ存在する。
だから本を読んでも、一般人は成功しないのです。
逆説の自己啓発記事でした。
 




 

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予想外を狙い [本・執筆]



今日も撮り貯めた番組をビデオ鑑賞です。
先週末に録画した、ホラーと関連番組の特集です。
 
このところホラーやオカルトに興味を増しています。
やはり根源的な人間の恐怖は、興味尽きない対象です。
 
人は判断不能になると笑うそうです。
だから判断力が少なく、経験不足の子供はお笑い番組が大好き。
判断の遅くなる女性も、お笑いが大好きです。
 
微妙に違うのが恐怖ですね。
理解不能に一番の恐怖を感じるのだとか。
そして身動き不能に至ります。
動物は思考よりも行動優先なので、理解と判断の区別なし。
逃げることに一直線になります。
 
恐怖は判断を鈍らせて逃げ遅れる元です。
危険回避不能に至るのは知的生物だけだとか。
逃げ間違いが少なくても、逃げ遅れが多くなるのですね。

野生動物に襲われても、食われるのは一人で間に合うのですね。
それが野生のルールです。
虫や爬虫類に襲われた場合は当てはまらない例ですけれど。
だから逃げ間違いを減らす方が、子供の生き残り確率が増えます。
高等動物は出産回転率が遅く、出産個体も少ないからですね。

そんな本能や社会性だからこそ、未知に慄くのでしょう。
そして想定外に出会うとパニックで固まり、無思考になってしまう。
それが恐怖の本質らしいです。
ですからホラーやオカルトが怖くなるみたいです。
けれど理由や原因が知りたくて見てしまう。
大脳皮質の興味本位機能が知的好奇心を刺激するのですね。
 
未知であるほど興味が尽きません。
そこに点け込んで予想外を演出するのです。
書いていて楽しいのです。
やり過ぎると想定内に収まってしまいます。
刺激が多過ぎると、慣れてしまいます。
周期が早過ぎても遅過ぎてもダレてしまうのです。

間接的や想像する表現は良いとされます。
直接的で客観的な表現は良くないとされます。
文字の情報は敢えて対象を曖昧に出来ます。
映像や絵にはできない芸当です。

逆に映像や絵は、闇に紛れたり、音だけで表現可能です。
文字では闇に紛れ込ませる表現はできません。
小説と脚本・原作の違いはそこにあります。
注意が必要ですね。
 
撮り貯めた作品はあるから、明日もジックリ見て確認したいです。
大事な先人の知恵を堪能して吸収したいと考えます。
自分の技に仕立て、表現力を上げたいですね。
 



 

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別の道を行けば? [本・執筆]



自分の人生を振り返り考えます。
あの時に選択を違えたらどうなっていたのか?
過去がやり直せないものだと知ったうえで考えます。
 
こうした仮想判断が創作思考を刺激します。
自分の経験から何らかの物語を作る材料にするのです。
私小説でなくとも人生経験が転換点に生きるのです。
 
心理学も併せて勉強しているのです。
自分の過去にワダカマリが少なく薄いものです。
更に併用して宗教学も学んでいます。
作品に突飛な決断をしないよう留意するためです。

期待を敢えて反らせたり従ってみる。
予想を裏切ったり予想通りに描いてみる。
幾つかの道筋を立てて読者の反応を考えるのです。
一種のゲームを人生を反復しながら想定します。
 
そのうちに自分の過去に触れてしまうことも多いです。
あの時に冷静な判断が可能だったのか?
無理だろうか避けていただけではないのか?
創作と現実の接点が見え隠れするのです。

これも仮想私小説なのかと思ってしまう訳です。
見聞きした作品群も併せて思い出しては空想に投入します。
知識も併せて判断材料にします。
虚実入り乱れてしまうのでした。
終いには記憶そのものが怪しく感じてしまうのです。
誰かの経験まで自分の事だと思い違いします。
 
記憶が嘘を吐くのは脳科学の常識です。
記憶が曖昧になるわけですね。
記憶と事実は相対しない。
老若男女誰彼の区別できません。
区別している感覚さえ皆無になるのです。

嘘書いているつもりで人生を書き記さないように注意です。
曖昧な表現ですが他者の作品に酷似するのも禁忌です。
著作権や肖像権の配慮も重要ですからね。
 



 

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恐怖はユックリやって来る [本・執筆]



本を大量に読んだ経験のある人なら合意できると思います。
分量の割に早く読める。
少ないのに何故か時間が必要だったりします。
スイスイ読めるとか停滞する感覚です。

大まかに考察すると話し言葉だと早く読めます。
書き言葉だと遅くなるのです。
特に旧式の文章だと遅くて仕方ありません。

理解度はどうなのか?
読むのに遅くて、理解もできない。
読み進めるのに遅くても、良く判る。
早く読めても、何が書いてあるか思い出せない。
早く読めて、なおかつ理解も出来る。
四つの組み合わせがあるようです。

普通に読めて普通に理解できる作品は稀です。
漫画本や絵本くらいしかないでしょう。
最近は漫画でも遅い早いがあります。
そして何が言いたいのかわかったり意味不明だったりします。

中身の理解度と読む速さの組み合わせに重きを置きました。
最初に書いた話し言葉と書き言葉の違いもあります。
それに談話やインタビューに討論や弁論等の、話し言葉をまとめたもの。
往復書簡形式やレポートに論文や解説などの、書き文字としての書類。
区別し始めると際限がありません。

ここから本題です。
最近知ったのは恐怖は遅いってことです。

ホラー漫画は描線が遅く書くのだそうです。
怪談噺はユックリと語るのです。
恐怖体験は読むことに時間が掛かる。
ゾンビもお化けもユックリと進みます。
目的も目標も明確で迷いがありません。

暴力は素早く訪れます。
戦争や紛争に権力行使は突然来ます。
そして広範囲に拡散したり行動が不確定ですね。
これらは皆人知の範疇です。

得体のしれない恐怖は人知を超えた何かです。
宇宙からの飛来者もユックリと飛んで来ますからね。
神や天使もユッタリと降りて来ます。
急いだりしません。

ですから自作のホラーも書いている実感の割に文字数が進みませんでした。
喜劇やドタバタ作品は、驚くほど結論に肉薄して進行可能です。
同じ作者なのに執筆分量と作業時間が一致しないのです。

これらは自発的ではありませんでした。
結果論的に得た事実です。
色々と挑戦してみると分析できます。
何でもやってみる。
これが経験にとって重要なんですね。
 



 


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