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草食系の育成です [道すがら]


夕方の出来事です。

スーパーへ買出しに行っておりました。
その際に、体操着を来た年小らしい、長靴履いた男の子が来ました。
キャバ系ママの手を取って、腕にしがみ付くように歩いておりました。

私と視線が直行した瞬間に、握り締めて満面幸福顔が素になったのです。
そして手を普通に握り直しました。
私と距離が離れる度に、こちらを伺いながら遠ざかって行ったのです。

きっと、ママに絡み付くのは赤ちゃんだと言い聞かされていたのでしょう。
成人男性から注意されているのだと、想像が付きました。
男は男らしくの世代からの注意が、身に染みているのではないでしょうか。

通例では米国男性は、超マザコンだと言われています。
ママに聞かないとワカラナイなと、平気で言うそうです。
彼の地が、男は男らしくと教育される習慣だからでしょう。
その反動で、パブリック以外の場でマザコンが露呈します。
そしてそんな男は、虐待系の父親になる可能性が高い。
彼の地の『男らしく』は『弱い者苛め』であるからです。
強いアメリカの表現に現れている事実ですね。

日本だと超マザコン男は、草食系になります。
判断の全てが、ママの言う通りだと訓練されるからです。
訓練者が母親だからです。

彼の地では、父親です。
同じマザコンでも、教育者が変化すれば結果が逆転します。

前出の男の子は、店内で欲しい品物を指さしてはイケマセンと言われていました。
悪い事してもイケマセン。
自分の希望もイケマセン。
ママの意志に沿わないこともイケマセン。
イケマセンと言われて、物心付く頃から、ずっと聞かされて育ちます。
自由意思は否定されると刷り込まれるのです。

だから思春期に入って、人生の道筋を考えることさえできない。
母親に肯定される事象を見つけるまで、道筋がワカラナイ。
当の母親は、思春期になった男の子に自分で決めなさいと言うのです。
子供の未来は子供が決めるから、応援しますと言う。
もしくは母親が何も決めたくないから、好きにしていいと放任するのですね。

つまり命綱を切られて放り出される。

生れて臍の緒を切られて、放出されて自己呼吸したのが一回目。
中学生卒業間際に二回目の縁切りです。
何をどうしていいやらワカラナイでしょう。
生き方を決められて大きくなったのです。
見捨てられて、行き先が決められない。
どうしましょうか?

だから言うのですね、何でもいいと。
立派な草食系の出来上がりです。
檻が無くとも逃げて行きません。
大きな乳飲み子なんですから、当然です。

本来なら悪い事をしたらイケマセン。
好きな事をするのを止めるには、それは駄目。
ママの意志は、具象的な状態を提示して、彼方はどうするの。
巧く出来たら一緒に喜んで、悪事をしたら叱る。

大人の感情で怒ってはイケナイのです。
子供には細かい心の機微は推測できません。

大人通しでも、怒ってはいけないのです。
理由が不明のまま、行動に出てはいけないからです。
相手に意志を伝達していません。
大人同士は、意志や希望の交渉がなされて気持ちを伝えるべきです。

草食系になれずに、牙が育つと家庭内暴力男子になります。
もしくは外で悪事を働くようになります。
不満の鬱積が、何らかの事象として表現されるからですね。


ママ大好きが全身で表現していた男の子。
彼の行く末が興味深いですね。
そんなマザコンになるのか、反マザコンになるのか。
未来は無限大ですね。



 

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