後始末の余韻 [コラム・ぼやき]
金曜は夕方になって、小さな騒動で苦慮しました。
人様には一切迷惑はかけない事ですが、自分にとって大変なこと。
作品に関わるミスです。
普段からミスが多いので、驚きはしません。
一番の苦悩が、失敗を気付けない防げないでした。
以前の職場では、多くの惨事になり掛けました。
在職に迷惑を掛けて来た私です。
あの頃は、何かカリカリして謝り難かったですね。
謝るのも技能や才能が必要です。
今頃知ったのです。
話を戻して、昨晩に気が付いた失策です。
習作原稿が規定枚数足りなくて、急所手直ししていました。
自分では先に手掛けて、作成し終えて寝かしてあった、終わった課題です。
頭の中に世界観を呼び起こして、多くの修正を加えて、増やしたのです。
これも初体験。
通常は多くて削るのが難関でした。
出来上がった世界観を、大きく引き伸ばすのは大変です。
宇宙空間、時空間を引き延ばすなんて、SFですから。
現実世界に生じた、リアルSFの世界です。
大きい物は、物語や主人公に差し障りが出ないように、脇や端を削るだけ。
間延びした台詞を、活気ある短い単語を探して入れ替え、削り取るだけです。
引き延ばすのは大変です。
台詞を遠まわしにすると、薄まったスープになります。
人増やすと、大きく増えすぎる。
ト書きを詳細に書き込むと、物語の流れが停滞します。
脳内に見える映像が、マッタリするのがわかるのです。
言葉の力は、善悪良否を超えた、力強いものなのですね。
自分で作品を作るまで、一切理解できない事ばかりでした。
一年くらい没頭して打ち込んで、ようやく知った事柄です。
何事も継続しないと、世界が見えて来ません。
切り開いて来れません。
簡単そうで、複雑怪奇で込み入っているのです。
金曜の夜に一人苦悶して、今日提出しておきました。
一日グッタリのんびりです。
充実した昨晩に感謝しつつ、やり残したことに思いを馳せております。
こちらの世界で生きるなら、こんなミスが度々訪れることでしょう。
楽しみに期待はしないで待つことにします。
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