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北風の山並み [道すがら]


春一番の後に、冷気の北風です。
温めてから冷やすのです。
鉱物であれば、ひび割れしてしまいます。
ですから、決して体には良くありませんね。

こんな寒さの中でも、外周りで働いている人が沢山います。
自分も昔はそうでしたが、今は違います。

もう一度戻れと言われても、無理ですね。
体を壊すばかりでしょう。
一度ヒヨルと、体も心も虚弱体質になります。
不可逆性があるのでしょう。

北風が強風のためか、山が遠くに見えます。
湿度が高いと、レンズ効果で近くに見えるものです。
動かない山が、近くに見えたり遠くに見えたりするのです。
不思議な光景です。
 
実際の距離と、目測の距離が違うのです。
目が異常でも無いし、超常現象でもありません。
ある意味、不思議な自然現象ですが、これを非科学的と呼びはしません。
誰でも認識できるのですから、空想でもないのです。
 
遠くの山を見て、目を休め、心を労わる。
それでも日常での違いを認識しています。
ロマンの無い人は、山見ても近い遠いがワカリマセン。

自分は理解できる側にいるので、幸せです。
これが、感動の種ですからネ。






 
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