諦めの雪景色 [コラム・ぼやき]
朝起きて、予想外の雪景色を眺めて茫然としたものです。
これが自然災害なのかと感じました。
個人の想いも何もかもが、白い世界に埋もれて消えてゆく。
白い闇が広がっているのだと実感したのです。
けれども、月曜日に頑張って除雪したので、後悔の念はありませんでした。
その代わりに、もう太刀打ちできない諦めで満たされました。
抗っても仕方がないのです。
何事も無く生きているだけを、感謝すればいいのです。
雪に埋もれて、亡くなった訳でも無い。
多少の設備被害に、止めを刺されただけです。
諦めの先に見えた確信が、思いの外心静かに染み渡るのでした。
雪景色が更に美しく見えます。
微弱な朝日が、雪世界で乱舞してるのです。
冷たい天使の舞です。
見惚れてしまう雪模様でした。
昼過ぎまで猛威を振るいましたが、綺麗に晴れました。
風も強いのですが、建物が倒れる程でも無い。
敵わぬ相手に逆らうよりは、従うか逃げるかです。
今日は何もしないで、這い蹲っての見物です。
このブログを書いている時点で、風も止んでしまいました。
明日は何とかなるくらいに、回復するように祈るだけ。
きっと今晩も、明日の朝も凍結して、道行は危険でしょう。
出発は、ユックリにしましょう。
駄目社会人になって、諦め尽くすだけです。
これが総合力で、一番安全です。
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