愛ゆえに? [本・執筆]
高尚な話を書く訳でもありません。
考えても愛について書き連ねるなんてデキナイでしょう。
実力不足であるし、意識していないから考えも及びません。
ならば、何の愛であるのか?
物書きを悩ます『愛』の取り扱いです。
ミュージカル当たりだと、恋愛を華々しく歌い上げたりします。
男女の愛以外にも、家族愛や人類愛、慈しみ等でしょうか。
華やかな舞台で演じると、空々しくても輝いて見えるものです。
映像系の場合だと、愛が前面に出ると気恥ずかしいですね。
演じ手も照れてしまうし、表現が難しいです。
文字系でも、特殊なジャンル以外では高らかに恋愛を表現しにくいです。
ジックリと読まれると、粗も目立つし共感し難いものになりました。
愛が語れない時代なのです。
それよりも、奪われた何かを取り戻す品目に沿え、細やかな愛情を匂わせる方がいいです。
愛が付け合わせとか、味付けの類に下がってしまっています。
自分でもパソコンや原稿用紙見つめながら、愛に腰が引けております。
主題として『扱えないな』と思うのです。
気持ちが高ぶって書いても、翌日ドン引きしそうです。
それに年齢的にも燃えるような愛を想像し難くなっています。
気持ちが枯れたとか、冷めたじょうたいなのですね。
人生下り坂ですから。
習作の課題に出されたら難儀しそうです。
愛ゆえに、扱い難い感情が愛なのです。
相性が悪いです。
でも次のラブロマンス時代が来る前に、勉強して準備しておきたいです。
指加えて見ているのは情けないですから。
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