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前売り券買い [TV番組・映画]


近年、県内の映画祭以外で映画を見ることはありません。
最後にシネコンで見た映画は『風立ちぬ』でした。
実写ものを見た記憶が既にありません。
行かなくなったシネコンの会員カードには、10年くらい前の日付です。
10年ひと昔と言います、今建物がどの様になっているのやら?
見当も尽きません。


何故、地元の映画祭なのか?
それはお得だからです。
一日中、映画を見放題だからです。

シネコンや首都近辺の入れ替え制映画の歴史が無い世代です。
一回入ったら、好きなだけ見て居られた世代です。
映画も二本立てでした。
二回見れば8時間以上の鑑賞時間が必要でした。
真剣に見ていたから、物語をしっかり覚えて出てきたものです。
当時、家庭用ビデオ機もありません。

小学生の時代には、家庭に電話だって無い時代です。
公衆電話が付いたのも、自動販売機が来たのも、小学校高学年時代でした。
物心付いた時は、照明は裸電球の時代です。
蛍光灯さえ無かったですね。

お金持ちの家には、家庭用映写機があると噂で聞いたことがあります。
でも田舎だから、噂の域でしかありませんでした。
今で言う都市伝説みたいなものです。

映画の話しです。

家庭でテレビ映画をみるようになり、映画も廃れました。
家庭用ビデオと違法レンタル店の登場で、映画館が消えました。
映画館が無くなって、シネコンが生まれました。
汚い陰湿な映画館が消えて、綺麗な建物にゲームセンター。
それにレストランと立体駐車場の付いた複合ビル。
シネコンが近代的な建物で、映画館を復活させたのです。
でも、もう衰退の一途ですね。

映画が気楽な娯楽から、気合の入った娯楽に変化しました。
それが映画祭です。
コンサートやライブと同じ、事前予約制度で運営される。
当日見ないと、レンタルDVDで見るしかありません。
インディペンデント作品だと、DVDも無いのです。

業界人ににでもなって、仲間内での内覧でもないと見られない。
そんな映画が掛かるのが、現在の映画祭です。
好き者の集う場所、コミケみたいなものです。

暇潰しではなくて、気合入れて予定を確定しないと見られません。
観る前から気合が入るのです。
現代では珍しい、マスではないローカルの映画です。

希少価値が高まる程、燃えて来たりします。
地元映画も上映されれば、地元アイドルを見に行くようなものです。
映画なのに、一般性が欠落しているのです。
不思議ですよね?



 

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