夏枯れが始まりました

昨日見た風景のお話しです。
桜の木に茂る緑の葉。
元気な桜の証拠ですが、少しだけ異変。

風が少し吹くと、黄色い葉がハラハラと落ちて来ます。
夏枯れが始まったと思いました。
桜の下には綺麗に草が覆い茂り、元気でした。
そこに黄色い桜の葉が、周りながら静かに枯れ落ちて行くのです。

今年も猛暑に耐えて、疲れているだろう樹木。
虫にも耐え忍んだことでしょう。
そんな疲れて死に絶えた一部の葉が、秋の紅葉を待たずに散る。
これも桜の新陳代謝の一つ。
潔い散り方なのでしょう。

春は風に舞う桜の花びら。
夏は風に揺れて落ちる葉。

風情があると思えば、風情を感じ取れます。
さすが桜の木だと思うのです。

自分の天辺は秋が来ないので、抜け毛も始まりません。
動物の毛の生え替わりは、来月の末頃でしょうか。
自分も、ハラハラしながら、見守るしかありません。

こちらには風情ではなく、哀愁が漂うでしょう。




　

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