運命の人は? [雑多なこと]
創作劇を作っていて感じるのが、運命の人。
世の中で普通に生きていると、誰が運命の人であるのか?
生まれの状況や学校以外に、決められた運命とかありませんね。
日常生活で運命の出会いとか別れとか無いですもの。
何となく出会い、なんとなく交流して、何となく疎遠になる。
どこかでピシャリと戸の閉まるみたいな状態になりません。
曖昧で捉えどころがなくて、掴めない感じがして、見えなくなる。
そんなものです。
だから何を書いても、嘘っぽく感じてしまう。
嘘ですよ、大ウソですよと思いながら書くと、不自然さが消えます。
本物に近づけようとするほどに、嘘が増す。
嘘で塗り固めると違和感が消える。
ホラーやSFなんて最たるものです。
だから心に迫ります。
日常生活で殺人事件なんて、ニュースでしか知りません。
だからサスペンスやスリラーが、心に迫るのです。
作り物は作り物。
人形を人に近づける程、不気味に見えます。
最近のロボットがアンドロイド系になると、見ていて怖いですから。
暗闇でヌイグルミ見ても恐くない。
仏蘭西人形や、マネキンは怖いですから。
創作活動の違和感は、こんなところに不自然さや違和感が潜んでいます。
具象よりも、抽象に傾く芸術家の気持ちも判ります。
文学は何処まで行っても具体的に捉われるのです。
抽象的な表現にすると、何書いてあるかわかりませんからね。
夏の悩みは、暗闇に沈む。
そんな気がしてます。
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