とんだ勘違い

作品は一晩置く。

芸術は何事にも当てはまる常識だそうです。
私も実感しております。
ガイドブックに拠れば、一週間とか一月、一年なんぞもあります。

そして修正を３度。
他にも拠るのですが、７度推奨する本もありました。

そして作品は、どの時点で上記の作法を実践するのか。
この指図は一切ありません。

文学であれば小説、脚本、戯曲にエッセイ。
詩にポエム、短歌に俳句、都都逸や浪曲、浪花節。
落語や漫才、コントまで多種多彩です。

近代ならば、無声映画の弁士なんかも文学でしょう。

絵画、彫刻、切り絵にコラージュ。
近代ならインスタグラムや映画、ドキュメントも芸術作品。

そしてそれらはすべて、エンターテイメント、娯楽でもあります。
もう訳がわからないです。
境界線が曖昧で、定義なんか仕様もない。


そして置き晒しにした作り掛けの作品群。
けっこう沢山あるものです。
奥の奥に仕舞ってしまい、スッカリ忘れている。

最近手掛けたものでも、他の用事で忙しいとスッカリ忘却の彼方。
見つけ出して再開するときに「何だこりゃ」とか思う。

今回もそうです。
先週取組んでプロット作ったのに、今日見て絶句。
昨日思っていた改善点が全て使えない。
別の作品に昇華していたのです。
劣化かもしれません。
次元が違うとも言える。


自分の記憶が全く当てにならない。
紙に書いた文字は真実です。
脳内にある構想は幻で、妄想です。
食い掛けの麺類と同じように、時間経過で別に変身するのです。
よく行って漬物、発酵食品でしょうか。


もう、茫然としたのです。
明日は、どのように取組んでイイやら？




　

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