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草刈り鎌 [雑多なこと]


日が少し傾いて来た時に、自宅周辺の草を刈りました。
乱暴に15cm位の高さに、鎌で刈り込んだのです。
適当な長さだから、鎌を振り回したようなもの。


使っている鎌は、数年前に百円均一で購入した品。
ラベルにも鍛造鎌とありました。
素人目にも合わせ鉄の鍛造品に見えました。

実際に刈り込んでみると、刃物独特の感触があります。
ステンレスの頼りない手応えではありません。
鎌を振るうほどに、気分が昂揚して気持ち良い。
危険な感覚ですが、やる気が失せないのが良い品の特徴です。

ダイヤモンド・シャープナーで適当に研ぎながら作業します。
このヤスリも百円均一。
砥石と違い、水砥ぎしなくていいから便利です。
良い品はホームセンターで売られています。
使いやすそうな形状品は、思いの外高額です。
素人が年に数回、適当な使い方するのです、安物汎用品で充分。

しかし刃物に宿る切れ味は、恍惚感をモタラシマス。
昔の百草刀が、江戸時代に妖刀として賞賛されるのも頷けます。
さぞかし綺麗に切れて、切れ味や手の感触も良いのでしょう。

今は料理包丁に技が活かされている刃物の鍛え技でしょう。
戦乱期は武器として技が発展していったのでしょう。
日本での鉄鉱石や砂鉄の品質が、その源にあった筈です。
何でも鉱業製品に匠の技を追求したい日本人の気質。
職人技の練度も大きく発展したでしょう。
人気の業界には人が集まり、時おり天才が生まれるモノです。
妖艶で危険な手工芸品の日本刀。
美術品の高みにまで登り詰めたのも当然です。

面倒な草刈りをしながらも、刃物に何かを見い出して行く私。
遠い祖先に、人切りの世代があったのかも知れません。
争いの道具に、刃物あり。
中世の戦道具に思いを馳せます。

今は刀女子と呼ばれる、好き者もいるそうですからね。



 
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