やる気なし [コラム・ぼやき]
「もう帰りましょう」昼前に事務所に聞こえた嘆き声です。
作業場はプレハブで合同テナント事務所の作りです。
仕事の駆け引きの多い業者同士が、事務所を行き来して打合せしたりします。
新年の挨拶も済ませた、直後の言葉でした。
「パソコン見てると戻しそうだ」
続けて投げかけられた言葉。
所員皆で合意しつつも、言葉で帰す者はいないのでした。
自分のように、更に外様の手下である者に、軽口をつく暇はない。
パソコンの画面見ながら、マウス操作しながら聞き流すだけ。
チラリと顔を一瞥して、視線を画面に戻すのです。
「ああまた、何時もの人だ」
これが感想です。
そうだとも思えるし、反発もするのです。
ようやくヤル気の気配がしてきたのです。
水を差すような言葉は要らないのです。
十日も事務所に背を向けて、休眠していたのです。
今更昔の気分には戻れない。
前を向く決心で、朝家を出たのですから。
春のような穏やかな一日が過ぎた今日です。
自然は自分を受け入れてくれた。
冬将軍は冬休み中に猛威を振るい、今日は休息日なのです。
仕事始めでプチ残業して、気合と気分の入れ替えも終わりました。
あとは約束の春まで、自己満頑張りをするだけなのです。
作業場はプレハブで合同テナント事務所の作りです。
仕事の駆け引きの多い業者同士が、事務所を行き来して打合せしたりします。
新年の挨拶も済ませた、直後の言葉でした。
「パソコン見てると戻しそうだ」
続けて投げかけられた言葉。
所員皆で合意しつつも、言葉で帰す者はいないのでした。
自分のように、更に外様の手下である者に、軽口をつく暇はない。
パソコンの画面見ながら、マウス操作しながら聞き流すだけ。
チラリと顔を一瞥して、視線を画面に戻すのです。
「ああまた、何時もの人だ」
これが感想です。
そうだとも思えるし、反発もするのです。
ようやくヤル気の気配がしてきたのです。
水を差すような言葉は要らないのです。
十日も事務所に背を向けて、休眠していたのです。
今更昔の気分には戻れない。
前を向く決心で、朝家を出たのですから。
春のような穏やかな一日が過ぎた今日です。
自然は自分を受け入れてくれた。
冬将軍は冬休み中に猛威を振るい、今日は休息日なのです。
仕事始めでプチ残業して、気合と気分の入れ替えも終わりました。
あとは約束の春まで、自己満頑張りをするだけなのです。
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