無用品

不用品ではなくて無用品です。
故障はしていないけれど、捨てる品物です。
経年劣化で故障が予想されたので、故障品でだと断定してもいい。
そんな気分でした。


未だ使えるストーブ。

この認識は今シーズンの冬場に使用して感じていたことです。
大震災直前に購入して、既に４シーズン目です。
最近ストーブヒータ部が、一向に明るくならず臭いも変でした。
旧来型の灯油ストーブです。
壊れるもんじゃないと、常識的な意識がありました。


買い替えて、処分しようと中を覗いたら、結構な錆があります。
灯油ストーブは、石油系の中でも水分の多い燃料を使う。
それに寒暖の差で水滴を呼び込み易い。
微妙に燃料通路が詰まって、灯油が染み出て行かなかったみたいです。
それで燃料不足で加熱して、炎が過大に出たり、燃えなかったりの症状になった。
毎日使っていたので、変化に疎くなり、不具合するまで気が付かなかった。
それに先に書いた、壊れ難いという先入観がありました。


分解清掃の手もありましたが、組み上げ直す自信も無い。
今日、正月の初市価格で売られた商品を店で見てしまった後です。
充分に使ったと見切を付けて買い替えました。
自宅で古い品を外で、日の元で見られたから、不具合の理由も判った。
故障して寒く感じたり、一酸化炭素中毒になるよりは、新品を選ぶ。
勿体ないも程々にする決断力も必要です。
初市価格も後押しになった。

綺麗に燃える炎を見ながら、灯油ストーブはいいなと思うのです。
震災後、あれほど緊急騒動になった暖房器。
今ではスッカリ、石油ファンヒータに模様替えされた店内。
南海トラフ地震では、もう一度騒動になるでしょうね。

　

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