庶民の味方？ 牛丼

ひと月くらい前に、牛丼が値上げされていた話題を書いたと思います。
消費税が上がって久し振りに店を訪れての感想でした。
それが今月から更に値上げされていました。

食べ終わってから、店の入り口で見つけました。
値上げの『お詫び』が掲げられていたのを発見したのです。
なるほど、これが挨拶状なのかと思ったのです。



国道にある有名な牛丼チェーン店。
ニュースで賑わった、あの店のライバルです。
味が好きなのと、味噌汁付きなので通い詰めていました。
一時期は牛丼の値下げ戦争で、店は大賑わいでしたから。
デフレスパイらルに、日本中が掻き回されていた時代です。
つい一昨年のことなのに、既に過去の社会現象です。


大手の一つが大幅な転倒をしてくれて、消費税の上昇が切っ掛けになった。
中国の食品偽装やら、中東の戦争激化。
東欧とロシアの問題で、牛肉の価格が変動したのでしょう。
ＥＰＡの問題やＴＰＰの関連で、牛肉の生産も調整期に入ってしまった。
社会は常に動いている。
牛丼の丼と、価格を見ながらそう思ったのです。


店の隣は、新しく元気のいいトンカツチェーンの店ができた。
牛丼の並よりも、百円増しで食べられるみたい。
肉なら豚よりも牛が人気。
牛丼とカツ丼なら豚に軍配が上がる。
微妙な関係が見て取れます。

牛丼屋が静かなのに、隣の駐車場は車で一杯。
政府や日銀の言う、みなし賃金の上昇は本当なようです。
私のような最下層の人間には関係ない話ですが。


食事も現代日本のカースト制を現しているみたい。
腹に入ればカロリーは牛丼の方があるでしょう。
砂糖を沢山使って味付けしていますからね。
この価格だと、ほか弁も視野に入る競争相手になるでしょう。
スーパーの弁当だって、今では十分に豪華なのです。
皆がライバルになっている。

貧乏人の外食の楽しみは、これで終了かな？
自宅で手料理。
有り合わせで食べる。
生活様式も変わりそうな気配です。


　

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