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暗闇への道すじ [道すがら]

映画ターミネータのラストシーンを覚えていますか。
稲光のする積乱雲に向けて走るヒロイン。
そんな真っ黒な雲が実際に存在します。


北関東は雷の名産地。
最近は火力発電所のフル稼働で、気流の流れが変わり雷が減りました。
その代償に竜巻や突風が吹き荒れています。
それと記録的な高温です。
これも文明活動に拠る弊害です。
人類は地球にとって不用品。
コンピュータなら結論つけることでしょう。
私も心ならず合意してしまいますからね。


今日は映画のラストシーンのように、命の危険がありそうな雲に向けて車を走らせました。
いつもはオートバイですが、天気予報を信じて車にしました。
信じるものは救われるで、豪雨の中車で帰宅。
つまり仕事先から見た自宅本面は、真っ黒な雲に雷鳴轟き、雷が落ちていたのです。
帰るべきか止めるか逡巡しました。
二輪車なら、落雷に打たれて即死する可能性があるのです。
車だから帰っても善い? と考えたのです。


天然のスペクタクルは凄かったです。
何時もの雷雲じゃない。
真っ黒、漆黒の闇が自宅方面を覆っているのです。
時空の彼方に消え失せたように見えるのですから。
只事ではないと心底恐れる闇なのです。
少し目を振ってみると、周囲は通常の雨雲と見慣れた雨天の風景。
進むべき道こそが、すっぽりと闇の中なのですから。



それでも一五分程度車で走り、道が川になっている中を突き進む。
結構怖かったですね。
すると少し明るくなって、道が先まで開けた。
道が開ける。
その素晴らしい言葉を、風景として実感できる素晴らしさ。
恐ろしかった分だけ、恵みを得た気分になれました。


帰宅して、普通の雷雨に濡れはしましたが、生きている実感を味わう。
このブログを書いている最中、雨は止みません。
一旦停電もしました。
天災の恐れも予想される雨量。
明日はどうなってしまうやら?
恐ろしい夏になったものです。



 

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