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卒業式の歌 [お稽古・勉強]

コーラスで練習しているのが、発表する機会の無い歌。
それが卒業式で有名な歌。
今年は「たいせつなもの」を歌っています。

昨年も有名な歌「旅立ちの日に」を歌ってみました。

参加者の中には、学生の子が居る人も居ます。
けれども、高齢化率の高いコーラスでは、現代の馴染みが薄い世界。
「始めて聞くね」と感じるばかりなのです。
私も未婚で子供もいないから、楽譜渡されるまで知りません。
昨年も今年も「へ~」なんて言うばかり。


知らない歌を歌いはじめる時は、何の感慨もありません。
次第に慣れて来ると、歌詞の意味が心にしみてくる。
やがて自分の人生や、妄想の卒業式が脳裏に浮かぶ。
何だか涙もろくなる。
鼻が詰まって歌い難くなる。
ナチュラルビブラートが掛かると、涙や鼻水が零れてくる。


別に何か感慨深い思い出なんかないのです。
でも加齢現象で涙もろい年になった。
小説や脚本なんか書いているから、想像力が刺激される。
自己陶酔の妄想で、一人観客での貰い泣きです。


よくよく歌い込んで見ると、裏の意味を取るに十分な隙間がある。
流行歌みたいな明確な主張はないけれど、汎用性が高い。
文学的な描写が身に染みるのです。
明確そうであるし、そうでもない中途半端な位置です。
平成の御世に合う、具象的な抽象性です。
馴染み易しと言えるでしょう。



今月で歌い納めになり、春からは初夏的な歌に替わります。
コーラス教室内で消化されて、発表の場はありません。
それはそれでいいでしょう。
歌う本人に届けばいい。
私には届きましたからね。

さて来年は何を歌うやら?



 

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