突っ張り棒

少し知恵があれば考える構造の品ですが、強度が心配。
危険回避とか、設備事故を気にする職場にいたから、毛嫌いしていたのです。
絶体に落下する棒だからです。
落ちない筈はない。


能率とか効率、汎用性を考えるとアリなのが、この手の品。
吸盤で張り付くフックもそうですね。
磁石で支えるのも同じです。


目的と効果のバランスが、便利道具の選定に関わる肝。
便利であるのは事実ですし、使いようでもあるのです。


真空とか摩擦で成り立つのは、接着剤も同じ効果を狙っています。
最終目的は、分子構造の引力を引き出したい。
究極は技術的に困難な、物理法則に則るようにしたい訳ですね。
それを見よう見真似で、実用の用途に講じる。
使えば便利ですから、嫌わなくても言い訳です。
タオルとかハンカチを下げるなら、危険度は少ない。
モノを支える棒にするには問題がある。
それだけ理解すればいい。

危険は、危険と承知することで安全になるのだそうですから。



　

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