SSブログ

感情は思い出から [コラム・ぼやき]

舞台、映画、小説や歌に限らず、感情の出現は過去から来るんですね。
だから若い子は、感情表現がベタで下手なんだと判りました。

昔の思い出を使って、感情の表現をする。
演劇の稽古でいわれる事ですが、本当で嘘なんですね。
未消化の感情では、演技になりません。


拙い経験は、役者も含めて、演出家や監督、プロデューサにも当てはまります。
受け取る側にも技能が必要なのです。
だから天才が出現すると、中途半端に臭くて食えない演技をする。
スタッフ側に天才がいる場合、理解に苦しむ作品になる。


送り手側が、受け手側の理解を超えると、時代や感覚を逸脱する。
何事も理解できる際であるべきでしょう。
作品の消費側は、あくまでも素人なのです。
マニアやヲタク、プロに向けても駄目なのです。
わかりやすくて、斬新であるべき。
そう思うのです。


先日、大昔の映画を見て思いました。
こんなに泣ける映画だったと、全く理解できない昔の私。
日常の何気ない中を、丹念に描いて演技を付けていた。
若い頃は経験不足で通り過ぎていた、気付かなかったのです。
大昔の監督や脚本家、役者の素晴らしさに今頃気付くのでした。


長生きしないと、ワカラナイ事が沢山ある。
そのことを知ったのでした。






 

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

気合の入り方仕上がり不足 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。