無知難題

無理難題ではなくて、無知難題です。
あきらかに造語ですが、意味が通じるでしょう？
通じないかな？


だいたいが、上に立つ者も、下に立つ者も区別ありません。
人間だから知らないことは知らないものです。
神様じゃないのですから、全知全能なんてあり得ない。


ところが多いのです、自分が全知全能だと思っている人。
基本的に人類の九割以上存在していると思います。
数えた事はありませんが、予測でモノを書いて置きます。


よく言われるたとえ話ですが、御存じでしょう？
馬鹿に、バカだねと伝えると、馬鹿ではないと怒る。
頭の良い者に、頭悪いですねと伝えると、そうですねと答える。
頭の良い人は、全てを知るなんてできないと理解しているものです。
馬鹿は自分の知ったことが、世界の全てだと思っている。


ですから、馬鹿の発言は無知で難題なのです。
迷惑するのは、無知でない人である場合が殆どでしょう。
頭の良い人ほど、調整力があるものです。
愚かな者は、掻き回して放置するだけ。

学歴や知能指数が、頭の良し悪しと微妙に違うのが難点です。
高学歴馬鹿と、低学歴明晰がいたりします。
矛盾感が、世の儚さとかを、悲しく演出するものです。
頭が良すぎてしまい、何も語らない人もいます。
世の中さえも、達観できる高みに居るからでしょう。




半世紀の人生経験中に、何度もタイトルの無知難題に遭遇してきました。
無能な私でさえ、こりゃ駄目だと思える人がいるものです。
胃に穴が空きそうだったり、鬱病になりそうになった。
越えられない壁は、逃げて目的地を替えるしかない。
生き方を、退避行動と取捨選択するしかなかったものです。
越えられない壁は、行く度も多くあるものです。





　

タグ：無知 無理 無用 無関心 不用意 不意 不吉 不安 災難 困難 避難