マジックペン

正月のどんど焼きが来ます。
そのために、達磨を持って行きました。
現地にて、両目開眼を忘れていたのに気がついたのです。

朝に行きがけの駄賃気分でしたから、気落ちしました。
そのまま中に収めて、夕方に目を入れようとしたのです。
それがタイトルにある、マジックペン。

絵を描くようになって知ったのが、染料と顔料。
マジックにもその二種類があるのです。
持参したのは顔料系です。
書き味や擦れが気になるのですが、塗りつぶし感が強い。
墨やペンキのような仕上がりに近い。

染料系だと、紙に滲んで薄くなるだけです。
ノートなら問題ありませんが、糊すき系の紙では浸透しちゃう。
幾ら書いても、半透明な感じが抜けません。
やっぱり、達磨には顔料ですね。


置いて行った時も申し訳ありませんと挨拶。
書き加えに行った時も、詫びの挨拶です。
達磨様ですからね。
一年もの間、お守り頂きました。


今年の達磨は購入していません。
貧乏が極まったので、今年は小さい物にしようと考えています。
ちょっと惨めな気分です。
縁起物だけに、奮発しなくても相応の品を用意したい。
製造元に毎年通ってきたのですからね。
小さい品を、買いに行くのは気がひけます。


両目が入った達磨さんに挨拶して、別れて来ました。
昨年の御神籤や、お守りも一緒にです。
週末に、厄が昇天するでしょう。





　

タグ：マジック 鉛筆 ボールペン 万年筆 インキ インク 顔料 染料 達磨 紙細工