手動裁断機

不要になった書類を今日も裁断です。
結構ゴミ箱が一杯になりました。
手動でクルクルとハンドルを回転させ、麺のように紙を切る。
途中で止めて、ハサミで横切りして、細かくする。
細長く短い紙吹雪の短冊ができあがる。

ハサミで切る度に、紙が元気に飛散して散らかる。
時折テーブル刷毛で、綺麗に収取してゴミ箱へ。
足元に落ちた紙も、指で拾ってゴミ箱へ。

暫くして嫌になった気分が昂揚してくる。
何とかハイです。
各種行為、全てが嫌になった先に高揚感が訪れる。
人間の機能は不思議です。
嫌な先に快感が待っているのですから。




これは精神病の予備軍でもあります。
注意しないと苦痛が喜びに変化して、常軌を逸するだけです。
無軌道の推進になりかねません。
平常心を失うだけですから。



時折聞こえる時報に耳を傾けて、強制的に休憩します。
その度に苦痛が訪れるのですね。
能率的といえないかも知れません。
嫌なモノは嫌だと、自己規定しておかないと、基準点や価値観が揺らいでしまうのですから。


半日掛けたプロジェクトは終了。
安価で安易な裁断機は、しばらくお払い箱で休憩して貰いましょう。

指も手も痛いな～。





　

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