待ちぼうけ

最近この手のタイトルが多いですね。


今回は約束を反故にされました。
相手は行方不明です。
理由も何もわからない。



不思議と詮索したくない。
この事実を味わいたい。
感覚を優先したい。
事実を脚色したくないのです。



スッカリ小説家になりました。
後の展開のためならこの事実を記憶の重要項目に推す。
大切な展開キッカケです。
色々に使えるでしょう。



スタンダード中のスタンダードです。
陳腐な出だしですが、作家には大切な実体験です。
価値観が全く違うのですから。
これほどに意識が違うと、同じ事実でも感受が違う。
受け止め方が、いままでわからなかったのです。
言葉で簡潔に表現できない。



簡潔に表現できない気分を、沢山の文字を使い比喩的な物語を用いる。
それが作家なんだと心の芯で受け入れられた。



待ちぼうけして会えなくて大きな感覚を得た。
その喜びで満たされている。
大いなる確信です。
何が創造性の先を見た気分です。



台風の風に吹かれて、小悟を得ました。
万々歳。




　

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