身代わり

昨晩散歩した際のこと、
出掛けた時に何も無かった場所に白い物が。
レジ袋に入ったゴミがまた捨てられていると感じたのです。
だからと言いますが拾い処分する気持ちの無い自分。
キリスト教の教義によれば自分も同罪です。

田舎の集落を抜ける通学路のこと、
村外れは街頭があるもの都会育ちには肝試しに近い暗さ、
そう思う以外に判断するが妥当でした。
何故か膝が痛くなった昨晩、気温が高いのに不思議でした。
カラダと心と雰囲気に違和感が漂っていた晩でした。

その違和感が何故なのか、
今朝の通勤途上に判明。
レジ袋では無く猫でした。

この時季は盛り末期とは言え時折見かける光景です。
行きかう車は器用に避けて走ります。
小学生も歩く道ですが慣れた風景かも知れません。
自分も沢山見て育ちました。
昔の頃は犬も猫も野良が多かったから、沢山見ました。

これをどう見るか。
私は今回、感謝することにします。
散歩で車に弾かれ死ぬのは自分だったと。
身代わりに死んでくれたのだ。
そう決めました。
理由はありません。
それが一番心に馴染む、そう思える。

メメント・モリ。ラテン語だそうです。
かつて読んだ本に載っていた言葉。
人生を顧み沁みる言葉。
明日は我が身であると思うに、そう間違いも無し。