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劇団を退団しました [勝手な思い込み]

地方から東京まで通っていたプロ養成所の劇団を退団しました。
正式な手続きは書類に記入してからですが、
電話で手続きのお願いと挨拶を済ませました。

電話する前はドキドキしてたけれど、
電話が通じたらスラスラと言葉が出てきました。
舞台での経験が活きてます。
何の感慨も浮かばないのが不思議です。
6年も通ったのに。!

思い起こすと永い道程でしたが、
過ごした時間はアっと言う間の事のようです。
実力が無い役者も置いて貰えるシステムだから、
こんなに長居出来たのですが、
芸能プロの養成所なら半年でクビです。

夢を永く見せて貰いましたし、
若い夢と希望を持つ人々との交流は、
中年には元気を貰う良い場所でした。
若い人程短期間で止めて行きましたが、
入所料や生涯学習の気持ちも在って永く在籍しました。
年齢を増す程に、また幼児部から居る人は永くいます。
両極端です。

地元で活動する時間や、舞台に歌、
フィルムコミッション活動に実仕事。
体が二つ三つあっても足りない程に活動的になった私。
東京に出る時間も暇も作れません。
潮時でした。

新しい自分をこれから構築して行くには邪魔になったのです。
沢山の思い出も経験もスキルも懐かしく、
そして演劇の技、血肉となりました。
今からは地元で無理せず大切な仲間と磨いて行きます。

プロになるだけが演技の世界ではありません。
こんなに楽しいアマの世界が有ると知った自分。
プロは仕事、生き甲斐でも、趣味でもありません。
生活を支える物。必要悪なのです。
辛くてツマラナイ事が沢山出来、出会します。
煌びやかな世界で無い事も知りました。
虹色の蜘蛛の糸です。
仕事と生き甲斐を分けなければ生きてイケナイ自分にとって、
プロ世界と決別する事は充分な理由、必然です。

嫌で嫌いに挑戦するからお金を貰える。
楽しくて金稼いだら罰が当たります。
好きな事には金を注ぎ込む。
これが自分のスタンス。

仕事の辛さと趣味の辛さは違います。
同じプレッシャーも心地よさと痛み程に違います。
自分を壊す前に要らないモノは捨て忘れる。
これがスッキリした人生の送り方。
これが自分流です。
凄く気分の良い心持ちです。


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